進化の過程で数十億年前から海との縁が、陸地にいても切れない状態で存在しているのです。 人間の血液の塩化ナトリウム含有量は約1%です。 これが約5億4000万年前に脊椎動物が誕生した、原始の海の塩分濃度と同じと言われています。 なので他の脊椎動物の血液も含有量は約1%と同じ値になっています。 血液も、汗も、涙等、少ししょっぱい味がしませんか? 今迄、数億年の間にどれだけの雨が陸地に降って来た事でしょう。 それらの水が、地上のあらゆる有機物、鉱物等溶かして海に川となって流入して来たのです。 原始の海では塩分濃度は約1%と言われています。 その後も地上のミネラル群は雨によって洗われ続け、地上のミネラルは海に流入して来たのです。 そして、現在では海の塩分濃度は約3,5%となり、原始時代よりも塩分濃度は濃くなっています。 陸地に住む我々は健康的な生命を維持するに、それらのミネラル群が必要とされ、本能的に塩によって摂取する事を覚えたのです。 つまり、海に流出したミネラルを「塩」にして回収する事によって、栄養補給の道を築いてきたのです。 この海の成分が一杯に詰まった塩こそ、天然塩として不足がちなミネラルや、ヨード等の微量栄養素、そしてグロスファクター成分を補給できる一番の手段だと思います。 製品化された塩は豊富な種類がありますが、 基本的に先ず、 1)天日塩を材料として利用したもの。 例えば、海の水を炊いて沸騰させて生産された塩は、長い時間高熱でさらされますので、折角の塩の成分が死んでしまいます。 2)天然塩の特徴である「ニガリ」成分が少ないもの。 海水で塩を製造する過程での副産物、「ニガリ」塩化マグネシュームが生成されます。 しかし、「ニガリ」「苦汁」は単品に近い状態では害となりますので、同じ天然塩でもこの「ニガリ」の成分が少ないものを選ぶ事が必要でしょう。 海水を直接に飲めないのもこの「ニガリ」の成分が多いから、だと言われています。 同じ天然塩でも、製造過程においてニガリの含有量も決まって来ます。 見た目で分かる事は、湿気が多い天然塩は「ニガリ」が多いと言えましょう。 現在私が知っている天然塩で、ニガリの最も少ない天然塩は上の写真の様に、湿気が少ないパウダー状のフカフカした天然塩です。 このサイトの広告にも載せている「波動製造法の天然塩」です。 何事にもバランスが一番ですので、バランスが取れた天然塩程に「減塩」しなくて良い塩だと思います。 |